吉野ヶ里歴史公園とは
国の特別史跡であり、日本一の規模を誇る弥生時代の環濠集落跡『吉野ケ里遺跡』の保存と活用を目的として、平成13年に開園した公園です。国営公園27ha、県立公園31haの広さで、弥生時代当時の建物を復元した環濠集落や発掘物の展示室、ミニシアタールームなどがあり、多くの観光客でにぎわっています。
こんなところに関わりました。
当社は木工事全般を担当。第1期工事では、平成13年に開園した北内郭の物見櫓や祭殿などを、第2期工事では2007年10月13日にオープンした南のムラの櫓や、高床建物、竪穴建物などの復元に携わりました。
【北内郭】(第1期工事)
東祭殿

夏至の日の出と冬至の日の入りの結ぶ線上にある高床建物です。太陽の動きを知るための建物で、季節ごとの祭りが行われていたと考えられています。
四方の物見櫓


周囲を見張る役割に加え、四方を祀る意味も持っていたと考えられています。
斎堂

主祭殿の祀りの前に身を清めたり、祀りの道具を保管する場所として使われていたと考えられています。
【南のムラ】(第2期工事)
分枝式高床建物

床面を地上から高いところにつくった建物。一般的に倉庫の機能をもったと考えられています。
櫓門

兵士が立ち、下の門を通る人々を見張る役割をしていたところと考えられています。
竪穴建物

主に縄文時代から古墳時代にかけて人々が住んだと考えられている家です。地面を数十センチほどほり柱を立てて、その平らな部分を床にし、屋根を床面の外側に張り出して葺いたと考えられています。
こんな道具を使いました!
弥生時代の建物を復元するということで、細部までできるだけ正確に表現することをこころがけました。木を削ったり整えたりする道具も現在のものとは違いますので、一から作り、訓練して使い方をマスターしました。
ヤリカンナ

木材の表面を削って仕上げる道具で、古代から江戸時代にかけて使われていましたが、台鉋がその役割を果たすようになり、現在はほとんど目にすることがありません。日本独特の道具です。
蛤のチョウナ

こちらも、木材を削ったり形を整える道具です。チョウナではつり、ヤリカンナで仕上げるといった工程になります。柄を持って叩くように少しずつ削っていきます。
