宮大工が手作業で施工する体にやさしい泥壁
土には吸湿や断熱効果があり、結露やカビを防いで、夏涼しく冬暖かい生活を送ることができます。耐火性にも優れており、火災時の延焼を防ぎます。今多く使われているクロスは、張る時に使用される合成接着剤や、従来の塗装に含まれる有機溶剤などが原因でアレルギーを起こされる方が少なくありません。また、接着剤や樹脂に含まれるフェノールは、環境ホルモンとして人体に悪影響を及ぼすことが知られています。泥壁は自然素材をイオン結合によって固めた内装材なので、においや有害物質の発生がなく、廃業後は土に戻すことも出来るほどです。また自然素材だけがもつ温もりと高級感のある仕上がりで、職人が手作業で施工しますのでより味わい深い風合いが出ます。
天気の良い日は、和風庭園が居間になる。
家族が揃ってくつろげる居間には大きな窓を設け、その窓を雨戸と一緒に全て収納してしまえば、庭と居間を隔てる障害物がなくなり、自然との一体感を楽しめることができます。心地よい風が吹き渡り、日々成長を続ける庭木を間直に望むことができます。機能的に優れているとはいえませんが、こういったゆとりのある住居に住むことは、日々の暮しに対する姿勢、ものの考え方や感じ方に影響を及ぼすといっても過言ではないでしょう。現代人の失いがちな心の落ち着きや大らかさが、自然と育まれていくのではないでしょうか。どちらにしろ、都会のマンション暮しをしている人からすれば、この広々とした贅沢な空間はうらやましい限りです。
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